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TVアニメ『オオカミさんと七人の仲間たち』は何を間違ってしまったか その2

いち原作ファンからアニメ版への、よくいってイチャモンです。
ブログで作品の悪口を言う事を良しとしない方にはお勧めできません。

その1がありますが、こっちからでも充分かも。あれ?と思ったらその1も読んでみてください)





というわけで、悪口全開、いっちゃいますよ?



いいですか?



いいですね?



それではスタート!

結論からいえば、スタッフが本質を見誤ったことが原因、とその1でも書きましたが。
では、そもそもアニメ版『オオカミさんと七人の仲間たち』は、原作に忠実だっただでしょうか。

私は、本質的な意味において、アニメ版は原作を改変していると思います。

本質的な意味においてとは、どういうことでしょうか。

例えば『けいおん!』は原作をかなり改変してアニメ化しました。

原作『けいおん!』は(コミックス2巻までを読んだ限りでは)あくまで4コマギャグであり、唯の絶対音感や、短期間の練習での上達(そして急速な劣化)は笑いのネタにすぎません。高校の部活が舞台で、入学から始めてサザエさん時空にこそしなかったものの、あくまでシチュエーションコメディーにすぎません。

京都アニメーションは、それを「とある女子高生の青春物語」という、全く別の作品に改変してしまいました。細かいギャグは原作から持ってきてはいるようですが、その間を青春物語というパテで埋めることで、全く異質の作品にしてしまったのです。
この改変はかなりの完成度で、視聴者の評価は皆さんのご存じの通りです。


同じように、『オオカミさんと七人の仲間たち』についても、スタッフは改変を試みたのだと思います。

原作の『オオカミさん~』シリーズの本質はなんでしょうか。

女と見れば見境のない男子や、彼をつなぎとめるために性産業界の最終兵器にまで上り詰めてしまった女子や、奥手が過ぎてストーカーになってしまった女子、性格の歪んだ黒ロリ、哀しい体験から道を誤ってしまった豚男兄弟達が、悩み傷つき、そして立ち直るまでを描いた「このおはなしは、ずばり!熱血人情ラブコメその他色々風味に仕上がっております」(1巻の帯)です。
笑いあり、ペーソスありの、コメディーの王道と言ってもいい作品だと思っています。
そして、問題を抱える高校生を救うのが、同じように「視線・対人恐怖症の男子」「恋に臆病で虚勢を張っている女子」などの問題を抱える高校生である、御伽銀行の面々というわけです。

ここで大事なのは、オオカミさんと亮士くんの恋物語や、羊飼士狼の問題、亮士くんの視線・対人恐怖症の治癒は、作品のメインストーリーではなく、背景・キャラ設定の類に属するものだ、という事です。

『(ファースト)ガンダム』においてザビ家打倒がメインストーリーではないように、『けいおん!』においてバンドとしての成功がメインストーリーではないように、『オオカミさん~』において、オオカミさんと亮士くんの恋物語はメインストーリーではありません。数あるエピソードのいくつかに描かれていますが、極端な話、彼らがいなくても御伽学園の物語は充分成立します。(そういうエピソードも実際あります)


ですが、アニメスタッフはそこを見誤ってしまいました。
オオカミさんと亮士くんの恋物語こそ『オオカミさん~』シリーズのメインストーリーであり、原作にはそれに直結しないエピソードがいっぱいあるから、整理・改変してわかりやすくしよう、と考えたんだと思います。

しかし、メインキャラエピソードを外すわけにもいかず、中途半端な整理・改変をした結果が今回のアニメ版だと思います。

大がかりな整理・改変をすれば、エピソードのほとんどを新規書き起こしで原作シーンをバラバラにして配置するくらいの事をすれば、オオカミさんと亮士くんの恋物語をメインに据えたアニメ版も作れたのだと思います。
しかし、それをしなかった。

大がかりな改変は原作サイドからNG出されていたのかもしれませんし、原作ファンの批判を恐れたのかもしれません。
しかし、なにより。そこまで大がかりな改変をしないとオオカミさんと亮士くんの恋物語をメインにできないとは、企画段階では思いもしなかったのでしょう。
大がかりな改変が必要だと気付いた時には(さすがに気付かなかったとは思いません)もう、改変する時間的余裕はなかったのだと思います。

これも「オオカミさんと亮士くんの物語こそ『オオカミさん~』シリーズのメインストーリーだから、本質を作りかえるほどの大がかりな改変は必要ない」と思っていたからだと思います。

けれど、原作は「その回のゲストキャラが主人公」という構成の連続短編でした。“悩みと厄介な性癖(両者はリンクしているとは限らない)を抱えたゲストキャラの姿が笑いとちょっとの涙を誘う”、そういう物語でした。

そんな物語をTV画面で楽しめなかったのは、非常に残念でした。



今回の結論:原作はもっと面白いんじゃよ~、原作読んでくれよ~

オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)
(2006/08)
沖田 雅

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まず最初に、お忙しい中当ブログのアニメ評価企画に参加して頂きありがとうございました。アニメ評価企画9の最終結果は、現在当ブログにて掲載中ですのでよろしければご覧になって下さいませ。

評価企画9の最終集計結果↓
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さて、今回も「今期終了アニメ(9月終了アニメ)を評価してみないかい?10」と題しまして、評価企画を立ち上げましたので、参加のお誘いに参りました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば、参加して頂けると嬉しいです。

なお、投票方法等についての詳しい事は以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓

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