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咲-Saki- 第61局[本物](YG2010年No.05掲載分)について

ヤングガンガンの連載についての意見です。

以下ネタバレ



ついに本格登場した夢野マホの能力者っぷりが、今までのマホのイメージを崩すというエントリーを読んで、またしても他所様に反論です。
前回と違って今度は私が擁護派なのが、個人的に面白いなーなどと思っています)

今回、無謀にもご意見申し上げるのは、ストライクウィチーズな日々の小次郎さんです。

さて、第61局の欠点として挙げられているのは以下の点です。

(1)設定のズレ

今までのマホの設定と本編にズレが生じてしまいます。
ラブじゃん版、ガイドブック版、本編の3通り存在する事になりました。


(2)マホのイメージが崩れた

天然なキャラと初心者ゆえの頓珍漢な発言で読者を和ます裏のマスコット役だった(中略)
マホが能力者になった事でこれまで培ってきたマホのイメージが完全に崩れました。これが何より痛い。


(3)しかもイメージの悪い能力

相手の能力をコピーする能力はバトル系漫画ではお馴染みながら結構嫌われる類にあり、早くも反発を呼んでいるようです。


(4)弱いはずのキャラが突然強くなっている設定のブレ

本編から見ても、雑魚以下の扱いだった殆どポッと出の、しかも全国編と一切関係ないキャラが一時的でもいきなり無双すると混乱します。



これらの“欠点”について反論していきたいと思います。

(1)設定のズレ
いきなりですが、これはどうしようもありません。例えるなら「マンガ版とアニメ版と小説版の設定の違いを容認するか」というような問題で、これを許せない、とするのはその人の価値観でありそれをとやかく言うことはできません。
個人的には「メディアの違いを理解せよ」という某生徒会長の言葉に賛同して欲しいところです。

(3)しかもイメージの悪い能力
いきなり1コ飛ばしましたが、こちらの都合ということで。
私がコピー能力を好きというのもありますが、コピー能力者が嫌われるのは単にコピーをするからではなく、(本来自分の能力ではない)コピーした能力で圧倒して、嫌みったらしく勝ち誇る事が多いからではないかと思います。
逆に言えば、そのような態度をとらない限り、単にコピー能力だけで嫌うのは筋違いですし、また嫌われることもないでしょう。
そして、マホは勝ち誇れるほど勝ったりはしない、と予測します。

(2)マホのイメージが崩れた
(4)弱いはずのキャラが突然強くなっている設定のブレ

これは、「そもそもマホは今も昔も強くない」とすれば成り立たない“欠点”です。
そして、それをこれから主張したいと思います。

まず、P.142で明言されています。(ネット麻雀をやっているが)「でも激弱でレーティングは1200台なんです」
そして、現時点で判明している範囲ではマホのコピー能力は公式大会ではまったく役に立たない可能性が高いからです。

では、マホのコピー能力とはいかなるものでしょうか。

現時点で判明しているのは以下のとおりです。

1.他人の能力をコピーできる
これは説明の必要はありませんね。
2.コピーした能力は1試合につき1回づつしか使えない。
p.144 久の入手した牌譜から
3.去年のインターミドルでコピーした相手は、優希、和の2人(対局直前までいっしょにいたと思われる人)。
4.今回コピーした相手は優希(昔馴染みで観戦者)、和(昔馴染みで対戦者)、久(馴染みでない観戦者)、咲(馴染みでない対戦者)の4人。
(これが、非常にきれいに比較対照のサンプルになっている)

ここからマホの能力を解析してみましょう。

・マホは何らかの接点があれば深い付き合いでない相手でもコピーできる。(久、咲からコピーしている)
・その接点は必ずしも目の前で見る必要はない(咲からコピーしている)し、対戦する必要もない(久からコピーしている)。
・チラリとでも見た相手からならコピーできる、というほどチートすぎる能力ではない。(さすがに作品内のパワーバランスを崩しすぎます。)
・コピーした能力は使うと、再度コピーしない限り使えない。(優希と和の能力を毎試合使えるのなら、ネット麻雀でも激弱とはならないでしょう)

ここから大胆に仮説を立ててみます。
マホは、同じ部屋にいる相手の能力をコピーして即座に使用できるが未使用のまま保持はできない。この場合、その相手と深く交流する必要はない。
マホは、同じ部屋にいた相手の能力をコピーし、一定時間(1~2時間程度)それを保持できるが、そのためにはある程度の時間、親しくしている必要がある。(通りすがりの相手からコピーして保持することはできない)
マホは、コピーした能力を使うとそのコピーした能力は消えてしまう。
マホは、コピー能力を使わない限り、せいぜい京太郎並み。

この能力では、去年の中学生大会を勝ち抜くことができません。

当時のチームメイトに能力者は優希と和しかいませんでした。したがって試合に持っていけるのは「タコスぢから」と「のどっち」が1回づつのみ。これでは半荘で最大2回しかアガれません。「のどっち」はきれいにオリることで消費されてしまうかもしれませんし。
当時の中学生大会には今年の高校生大会のようにたくさんの能力者はいませんでした。(今回の高校生大会で活躍した能力者はほとんど2年生以上で、数少ない1年生はほとんどが高校デビューでした) したがって、今回咲からコピーしたみたいに対戦者からコピーするチャンスはほとんどありませんでした。
コピーできなければ、他校の(代表者クラスの実力を持つ)一般人に、マホは太刀打ちできません。1回は「タコスぢから」で高得点を得て、1回は「のどっち」でオリきっても、そのあとあっという間にハコでしょう。

また、コピーを保持できるのはせいぜい1~2時間(しかも使えば消費)なので、和たちと再会するまでコピー能力を使う機会がなく(p.136 「久々にマホのタコスぢからが見られるね」)、またネット対戦は「同じ部屋」にいないのでコピーできず、激弱になっていました。

したがってマホはまだ激弱なままなのです。
今回、マホはコピーできる能力を使い切ってしまいました。
あの部屋にいてコピーされてないのは同級生一人と、まこだけです。同級生が一般人なら、残る能力者は、まこのみ。しかしまこの「高速牌譜検索」(今、テキトーに命名しました)は、頭に牌譜の蓄積がないと役に立たないかもしれません。

マホが嶺上でアガったのは東3局。半荘なら、マホがハコになるまで充分な局数があるでしょう。
一瞬輝いた後は見違えるほどヘボ。あとは態度さえ悪くなければマホ自身はみそっかすの愛されキャラでいられるんじゃないでしょうか。
あっというまにハコにされて涙目のマホが目に浮かぶようです。

それでは、なぜマホはこの合宿のカギなのでしょうか。
それはマホがピッチングマシーンとして優秀だからです。
この合宿には能力者がゴロゴロいます。公式試合のように試合ごとに隔離されることもなく、半荘の間、入れ替わり立ち代りコピーし放題です。
こんな理想的な練習相手はそうはいないでしょう。


・・・・・・・・ここまで書いて、次回、全然違う展開だったら私が涙目。
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tag : 咲-Saki- 感想・考察・批評

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非公開コメント

ありがとうございます

自分の記事の感想をこれだけ丁寧に書いて頂き恐縮の極みです。
御礼だけコメントしようと思ったのですが、近いうちにちゃんと記事に書いてお返しいたします。
ただ自分はかなり大雑把なのでイメージとか流れ的な事でしか語る能力がありません。。
お目を汚すようなくだらないお話で終始すると思います。

仰られている事、その通りだと思います。
考察も鋭いところをお突きになられて敬服いたしました。

No title

コメントありがとうございます。
私の考察は後付けにすぎません。読んだときの感想は
「マホきたーーーー!あんなに飛ばしちゃって、次回の落差が楽しみだぜーーー」<性格ゆがんでる
でした。(まさか不評とは・・・)

記事を楽しみにしてます。
プロフィール

腐視穴はるる

Author:腐視穴はるる
百合もBLも男の娘もOKな腐った目と脳の持ち主です。
でも男女ものはあんまり・・・
ドロドロはカンベン(>_<;)
現代も、ファンタジーも、SFも、ロボも大好き!

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