スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Angel Beats! EPISODE.05 Favorite Flavor

ゆりっぺの作戦がずさんな件
ついにGM(ゲームマスター)の逆襲が始まった・・・のか
今回わかったことから無理やり考察してみる

今回はこの3本でお送りいたします。
す。



ゆりっぺの作戦がずさんな件

今に始まったことではありませんでしたが、今回は特に杜撰でしたね。
基本ラインを立てて、あとは臨機応変、という方針はいいのですけれど、度を超すと“いきあたりばったり”になってしまいます。

が、それはまあ、いいんです。

でも、明らかに筆跡が違う答案用紙が受理されたのって変じゃないですか?
名前が判明したからって“たちばな かなで”って音だけしかわからなかったのに、平仮名で書いて通用したの?(漢字表記はゆりっぺが思い出した?)
ゆりっぺは「教師にはわからない、現実と同じ」と言いましたが、現実と同じならなおさらです。
いくらなんでもあんまりじゃ・・・と思いましたが、これって、伏線じゃないかと思いなおしました。
これについての考察は後回しにして、次に行きます。


ついにGM(ゲームマスター)の逆襲が始まった・・・のか

“NPC”という単語を聞いた時から、TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)っぽいと思っていましたが、Cパートの流れから特にそういう印象を受けました。
とは言ってもTRPGはマイナーな趣味ですので、「そんなものは知らない」という人も多いと思いますので、そのあたりから書き始めなければなりませんね。
(最近はラノベの一種として、リプレイというものを読んでる方もいらっしゃるかもしれません)

TRPGは1人のGMと数人のプレイヤーで遊ぶゲームです。
GMとはコンピュータRPGの、ソフトウェア部分を担当する役目です。具体的には、「竜王を倒す」などといった物語やモンスターの配置などの、いわゆるゲームシナリオ部分を事前に作成することと、ゲームプレイ時に、モンスターを動かしたり、PCの言動に応じてNPCを動かしたりすることです。正確にいうとコンピュータを使わないRPGの、GMの役割をソフトウェアにさせたのがコンピュータRPGで、いわば麻雀と(点数を自動計算してくれる)コンピュータ麻雀の関係です。コンピュータRPGのほうがメジャーになってしまったので本家のほうをTRPGと区別して呼ぶようになったのです。

GMは、まずゲームのルールブックを購入します。この中に戦闘処理のやり方や職業・アイテム・モンスターなどのデータがあります。(ルールブックはRPGツクールのようなもので、商品としてのTRPGは、これになります)
次に、今度遊ぶ時の物語を考え、NPCやモンスターやイベントを配置します。(ここまで前日作業)
当日はプレイヤーの作ったキャラクター(PC)に対して、PCが見たもの聞いた物の説明をし、PCの態度に応じたNPCの言動を返し、モンスターの戦闘行動を管理します。
この際、GMは臨機応変にPCの行動に対応できますが、コンピュータプログラムには難しいため、何度話しかけても「ここは ラダトーム の まちだよ」としか話さないのがNPCがコンピュータRPGの主流になってしまいました。しかし本来のNPCは「女の子にいきなりカンチョー」してみれば、それなりのリアクションがかえってくるものなのです。

ただ、TRPGにもバグというものが存在します。プログラムミスではありませんが、ツクールで“ドアを開けられる銀の鍵をうっかりドアの向こう側に配置してしまったためにクリア不可能”などというのと同種のミスは発生し得ます。
ツクールならゲームを中断して再編集後、やり直しになるのでしょうが、TRPGならGMが気がついた時点で、こっそりと手前の部屋にあったことにすれば問題なくゲームを続けることができます。
この、途中でシナリオの中身を変更できるのが、TRPGの特徴の一つです。(もっとも、許される変更と許されないがあります。せっかくカッコいい敵キャラを作ったのにプレイヤーの機転で瞬殺されそうになったからという理由でラスボスのHPを10倍にする、などというのはプレイヤーが納得しないでしょう)

この、「女の子にいきなりカンチョー」などという無茶にも対応可能な自由度と、ある程度許されるシナリオ改変は、ひとつの問題を起こしました。
「山賊に追いかけられた可愛い女の子が助けを求めてきたって? 追手をやっつけたら俺たちの手で女の子を売り飛ばして金に変えるぜ」
「山賊に困っている村からわずかな礼金をもらうより、村中のお宝を根こそぎいただいちゃおうぜ」
臨機応変な対応が可能であればこそ、そういった行動も処理可能です。また、大抵のRPGではPCは(1レベル時点でも)一般NPCより戦闘能力が上ですからこういう無茶もできてしまいます。しかし、それではわざわざ山賊のデータを用意し、アジトの地図を作成してゲームに備えたGMの労力は無に帰します。当然面白くありません。
いずれにしても想定外のことですからシナリオを変更することになるのですが、その際に「君たちはレベル5だったっけ。じゃあレベル10の冒険者グループが賞金首として君たちを追跡するよ」「領主さまが山賊退治を決意したよ。とりあえず一番強い“山賊”は君たちなので千人の軍隊が派遣されるね」などという逆襲をしかけたりということもあるのです。
(もちろん、こういったプレイングは可能不可能以前にマナー違反なので、失敗談や笑い話の類に属することなのですが)

と、長々とTRPGの説明をしてしまったわけなのですが、この“GMの逆襲”が新会長の直井以下、生徒会の行動に重なって見えた、と言いたかったわけです。
ここから考察に行きます。


今回わかったことから無理やり考察してみる

明らかに筆跡が違う答案用紙が受理されたのって変じゃないですか?

土塊からモノを作り出してしまえる世界なら、個人の筆跡とか、そういう細かいことはテキトーに処理されてしまう、つくりの甘い世界になってしまっている可能性があります(スタッフのうっかり、とかではなくて)
死んだ人間=PCが人生に納得するための世界として、ある程度ご都合主義的にキッカケがめぐってくるように仕掛けがなされた世界、とするなら、PCのアイディアをあまり阻害しないように、ご都合主義的に処理されている「教師にはわからない、現実と違うから」な世界なのかもしれません。


名前が判明したからって、“たちばな かなで”って音だけしかわからなかったのに、平仮名で書いて通用したの?

漢字表記はゆりっぺが思い出したとも解釈できますが、もともと平仮名表記だった可能性があります。
なぜなら、PCは記憶喪失になることがあるからです。
たちばな前会長は、PCだったということは、今回までの情報ではほぼ確定的なようですから、こう解釈すれば、スタッフミスによる穴はなかったことになります。


さて、いままで私は仏教的世界観から神はいない、という推論をしてきました。
しかし、今回のCパートを見て、神というかGMみたいな管理者的存在がいるような気がしてきました。(なので長々とTRPGの話をしました)

この世界はPCが満足して転生する、あるいは人生の意味を悟って成仏するための世界で、世界の管理者であるGMは、PCのために様々なきっかけを与えて、転生や成仏させようとしています。
時にはPCたちの自由な発想を尊重して細かい失敗要素を排除したりもします。たとえば、土塊から銃器を作り出すっていっても、その工作精度を考えれば“よく知っているもの”などという程度で際限可能でしょうか。木製品なら木材の内部構造(繊維質とか)まで“よく知っている”わけはありません。そのあたりまでGMは要求しないわけです。(だから筆跡も問題にならない)

しかし、SSSはPCに与えられた自由度を反抗のための反抗に費やしてしまいました。たちばなが生徒会長であったときは、たちばなの自由を尊重して手出しを控えてきましたが、彼女も解任され、治安機関たる生徒会はGMの手に戻ってきました。
そこで、もうガマンは不要とばかりに強権を発動し始めた、というのがCパートというわけです。

もっともこれは、直井新会長がNPCであることが前提です。
彼はどう見てもPCに見えるので「一般生徒」だという見立てが間違いじゃないかと思ってもいるのですが。
きっと副会長時代は「あんな奴ら、一網打尽にやっちゃえばいいのに」と不満をため込んでいたのでしょう。もしかして、会長として思うままに腕を振るったら消えてしまうのかもしれません。

あるいは、GMはいても、世界を作ってGMに権限を与えた“神”はおらず、やはりこの世界も“ただ在るように在るだけ”ということも考えられます。
スポンサーサイト

tag : 感想・考察・批評

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Angel Beats! 第5話「Favorite Flavor」

天使ちゃんをいじめないで~・゚・(⊃д`゚。)・゚・ 今回のSSSのミッションは、天使の完璧なテストの答案を恥ずかしい答案とすり替えること...

コメントの投稿

非公開コメント

ゆりの作戦は杜撰というよりも低劣に属するような気もします。

作戦概要もいい加減ながら、天使じゃなければ本来の目的からして戦う意味が無い。
にも関わらずこれをやるというのは私怨か妨害者(実際は能動的に妨害と言える妨害はしていない)の排除。結果は妨害者の増加。

天使かどうかの確認作業としても中途半端ですしアホな悪役によく見られる「手段の目的化」に思えてしまいます。



それはさておき、やはりこの作品で問題になりうるのは確認されていない前提



・死後の世界か否か
・NPCとは何か(本当にPCとは違うか)
・この世界を統べる存在はあるか



辺りでしょう。
死後の世界というのが他人の証言しかない為に疑問符付き。死後の世界じゃないなら輪廻という枠組みも疑わしい。

NPCも実際どう見分けているかは抽象的な語られ方しかしていない上に実証もされていない。配置された物だとしたら目的も分からない。
加えて今回の教師の態度より逆説的に元生徒会長、副会長は模範的に暮らしていると見受けられるにも関わらず消滅していない(PCとしての特殊性、もしくは消滅ルール論の不備)

最後の統べる存在は、居ると仮定した方が物語は纏まり易いのと、世界ルールがかなり恣意的なので居る方が通りは良いかもしれません。



輪廻について

仏教の神=キリスト教の天使、くらいの認識が分かり易いかもしれません。

仏は基本的に複数居ますし、衆生が仏に成るのを目的としますからGODと相容れ難い部分はあります。

ついでに日本に来ると神仏習合とかいうアレで
「一見神様なんだけど本当は仏様だったんだよ!」
「な、なんだって~」
みたいな話が出て来たり。

No title

>深霞さん

ゆりっぺの人格・品性その他についてはノーコメントの方向で。
ただ、ここ数回の、たちばな嬢へ同情的になるよう視聴者を誘導する演出に接して、かえって「なにかもう一つ裏があるのでは」と思ってしまい、まだ同情的にはなれません。

>アホな悪役によく見られる「手段の目的化」
確かに野球回といい、八つ当たりにしか見えませんよね。

>配置された物だとしたら目的も分からない。

NPCの配置目的は、PCに成仏のきっかけを与えるための存在でしょう。
歌を切実に欲するNPCの観客(に見える魂無き人形)がいなければ、岩沢の成仏?はなかったでしょうし、PCだけではまかなえないほどの頭数(あたまかず)がなければ野球大会で日向を成仏?させられるかもしれないシチュエーションをお膳立てすることはできないでしょう。

巨大学園という舞台を成立させるためには、本物そっくりの校舎やグランドという書き割りや、本物そっくりの机や椅子といった小物が必要なように、本物そっくりの行動をするモブが必要で、その本物そっくりなモブはPCを成仏させるように動かされているのだと思います。(能動的に操っている存在がいるのかは不明ですが)

>「一見神様なんだけど本当は仏様だったんだよ!」
何度死ぬ痛みを感じても死ねないこの世界を地獄と評するなら、地獄をさまよい衆生を救うのは菩薩の仕事ですね。なんとなく天使ともイメージが重なります。

恐らくゆりへの悪印象は、ある程度……「天使をイジメに近いレベルで虐げるゆり」というくらいには意図して書かれてはいると思うんですね。ただ「手段が目的化してしまったゆり」に関しては意図せざる部分にも思えます。

前者は天使への同情を誘うという意味がありますが、後者は「ゆりの頭が悪い」という意味しか生じません。
ゆりの認識が間違ってるという予測はこの行動に依らなくても既に立てられますから、ここら辺は敢えて物語的に解釈するとゆりの場当たり的性格が顕著に出た暴走という所でしょうか。

天使への同情の喚起については、協力フラグと見るのが最もスタンダードかもしれません。

今現在のNPC解釈は「ここは死後の世界で輪廻の為のもの」という前提に依る部分が多いので、前提が覆る可能性が相当あるこの物語では、NPCの役割含めてまだ確定出来る段階ではないと思っています。あくまでも「個人的に」ですが。

例えば「植物状態の再生治療プログラム」みたいなものでも充分置換出来てしまうのが現在の段階かなと(登場人物の証言が確実に死んだと言える状況に無い、死んだという自己認識と死んだという事実は必ずしも一致しない)

上の場合、構造は殆ど現在のAB世界と同じで問題ありませんが、消滅=元の人生への回帰になるので結果として異なって来ます。

基本的には衆生を救うのは結局のところ仏になると思うのですが、地獄へ行って……という意味合いを考えれば地蔵菩薩なんかは確かにそう言えるかもしれませんね。

No title

>天使への同情の喚起については、協力フラグと見るのが最もスタンダードかもしれません。

私もそう思います。でも、なんとなく何かが引っ掛かるのですよ。


>例えば「植物状態の再生治療プログラム」みたいなものでも充分置換出来てしまうのが現在の段階かなと(登場人物の証言が確実に死んだと言える状況に無い、死んだという自己認識と死んだという事実は必ずしも一致しない)

体は治っているのにつらい現実に戻りたくなくて、心が目覚めを拒否しているというシチュエーションはフィクションではよくありますね。
そこで、夢の中で人生に納得できるような体験をさせて目覚めを促す、というわけですね。
PC同士がコミュニケートできているところが「再生治療プログラム」としてどうかと思いますが、もしそうならプログラムの管理者にとってSSSは困った存在ということになりますね。

次回はいろいろ話が動く気がします。じっくり見守りましょう。
プロフィール

腐視穴はるる

Author:腐視穴はるる
百合もBLも男の娘もOKな腐った目と脳の持ち主です。
でも男女ものはあんまり・・・
ドロドロはカンベン(>_<;)
現代も、ファンタジーも、SFも、ロボも大好き!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
ブクログ
最近買った本とかCDとかDVDとか
表紙をクリックすると詳細画面
最新トラックバック
リンク
ついったー
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。